看板の色について-色盲の方の世界を知ることも重要です-

大阪の看板屋 あいらんど工房ブログ担当の松本です。

色彩において健常者の方は、色を色として認識できることができます。
一方で、色盲の方は色を色として認識できず、日常生活を送るうえで困ってしまうこともあるのです。
また色盲の方も色々なパターンがあります。

今回は「看板の色について-色盲の方の世界を知ることも重要です-」をご紹介します。

色盲とは

色盲とは、赤・緑・青などの特定の色を識別する能力が低下している状態をさします。
X染色体の遺伝子の変異が原因となることが多いと言われているのです。
また、男性の方が女性よりも色盲になりやすい傾向があります。

色盲にはいくつかの種類があります。
最も一般的なタイプは赤緑色盲と言われています。

―赤緑色盲―
赤と緑の色を区別する能力が低下している状態を指します。

他には、青色盲や完全な色盲(白黒のみを認識し、彩色されたものを識別できない状態)などがあります。

色盲の程度は個人によって異なります。
一部の人々は軽度と言われていますが重度の色盲である場合もあります。

色盲の治療法は現在のところ残念ながらありません。
だからこそ看板を製作することにおいて色盲の方も考慮にいれなければならないのです。

重度の色盲の方も判別できる看板作り

色の濃淡が判別できる方が多いのため、背景色とフォントに差異を持たせた看板作りが重要といえます。
また、青色と黄色の判別ができる方もおおく、また完全色盲の方でも黄色は白色に見えることから看板の配色でもよく使われているものです。

赤色と緑色が茶色に捉えられるかたもいるため、赤と茶、緑と茶、赤と緑の組み合わせは避けるのが無難です。
青色をとらえにくいかたもいらっしゃいます。
そういった方は青色と緑色が同じ色に判別されるかもしれません。
看板で使用するのは避けるのが無難です。

色盲の方へのポイント

色の組み合わせですとウクラニアンカラーの青と黄色は無難といえます。
また、濃淡で背景とフォントの差があるのも色盲の方が分かりやすい看板と言えるのではないでしょうか?
色盲の方の見え方が分かるアプリもあります。
配慮を心がけても上手くいかない時は一旦そうしたツールを使ってみるのも一つの方法ではないでしょうか?

まとめ

今回は、『看板の色について-色盲の方の世界を知ることも重要です』のご紹介でした。
看板作りにおいて視認性を上げることは大切ですが、より多くの方にご理解いただくためには配慮が必要とされます。
ぜひいちどあいらんど工房にご相談ください。

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