大阪の看板屋 あいらんど工房ブログ担当の松本です。
お店の存在をアピールする袖看板。
非常に有効な集客ツールですよね。
「もっと目立たせたいから、歩道ギリギリまで出してもいいのかな?」
しかし、看板の設置には屋外広告物法や各自治体の条例など、様々なルールが存在します。
特に、歩道に差し掛かるような設置は、通行人の安全に関わるため、細心の注意が必要です。
今回は、袖看板の設置に関する基本的なルールと特に歩道に差し掛かる場合の注意点を踏まえたうえで「袖看板は歩道に差し掛かってもOK?設置の注意点を解説!」をご紹介します。
袖看板の設置における基本的なルール
袖看板は、建物の壁面から突き出すように設置される看板のこと。
遠くからでもお店の場所が分かりやすいのが特徴です。
しかし、その設置にはいくつかの基本的なルールがあります。
まず、最も重要なのが屋外広告物法と、各自治体が定める屋外広告物条例です。
これらの法律や条例は、景観の保護や安全性の確保を目的としており、看板のサイズ、設置場所、表示内容、高さなどに制限を設けています。
多くの自治体では、歩道の上空に看板が突き出す場合、通行人の頭上安全を確保するため、2.5m以上の高さを義務付けています。
また、看板の突き出し幅にも制限があります。
建物の敷地境界線から特定の距離を超える場合は、設置が認められないこともあるのです。
これらのルールを無視して設置すると、撤去命令や罰金が科せられる可能性も。
計画段階で必ず確認をしておきましょう。
歩道への突き出しは可能?知っておくべき注意点
そもそも『袖看板』は歩道に突き出してもいいのでしょうか?
実は一定の条件を満たせば可能です。
しかし、そこにはいくつかの重要な注意点があります。
【大阪市の場合】
●一部の適用除外を除き、設置の場合は原則として市長の許可が必要
●道路に突出する部分の下端の高さは、3m以上
●ただし、歩道への突出幅が0.8m以内のものに限り、2.5m以上 など
さらに、看板の強度も非常に重要です。
強風などで落下すれば、通行人に甚大な被害を与えかねません。
そのため、設置には専門知識と技術が求められます。
ご自身で設置するのではなく、信頼できる看板製作会社に依頼し、安全基準を満たした設計・施工を行うことが不可欠です。
適切な許可申請も忘れずに行いましょう。
設置後のメンテナンスと安全管理の重要性
看板は一度設置したら終わり、ではありません。
むしろ、設置後のメンテナンスと安全管理が非常に重要です。
特に、屋外に設置される袖看板は、常に風雨や紫外線にさらされており、経年劣化は避けられません。
ボルトの緩み、表面素材の剥がれ、内部照明の故障など、定期的な点検を怠ると、思わぬ事故につながる可能性があります。
強風や地震といった自然災害は、看板の破損や落下のリスクを高めます。
そのため、少なくとも年に一度は専門業者による定期点検を強くお勧めします。
早期に不具合を発見し、適切な修理を行うことで、看板の寿命を延ばせるだけでなく、通行人や周囲の建物への被害を防ぐことにもつながります。
まとめ
今回は、「袖看板は歩道に差し掛かってもOK?設置の注意点を解説!」のご紹介でした。
袖看板は、お店の視認性を高め、集客に大きく貢献する有効なツールです。
しかし、その設置には屋外広告物法や各自治体の条例といったルールが定められています。
特に、歩道に差し掛かる場合は、通行人の安全確保のため、高さや突き出し幅の制限を厳守する必要があります。
また、設置後の定期的なメンテナンスと安全管理は、看板の長期的な運用と事故防止のために不可欠です。
ルールを無視した設置や不適切な管理は、罰則の対象となるだけでなく、重大な事故を引き起こすリスクも伴います。
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